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初めに、この世界は不可思議の塊である。
千九百十三年。突如現れた謎の【永久機関】というエネルギー源によって、人々の暮らしはガラリと変わった。
電気、ガス、様々なエネルギーの代用品となる永久機関は最早人類になくてはならないものとなる。
それに応えるように永久機関はもう一つ、不思議なモノを産み落とした。
【服従人形(オーベイドール)】
彼らは主人を絶対として動く人形である。
それに合わせるように人類の在り方も少し変化した。人形を操る【人形遣い(パペッター)】。
人為的に人形を作る【人形技師】。
その関係性は共存のようであり、利用関係でもあり。
そんな不可思議な世界は何のために存在するのか、今はまだ誰も知らないでいる。
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